2019年10月26日
手術を勧められた時に知っておきたい3つのポイント
こんにちは。
皆様の正しい姿勢と健康をサポートする、柔道整復師で
IPCTA(国際姿勢矯正セラピスト協会)公認インストラクター&
IPCTA認定姿勢矯正セラピストの相良(さがら)です。
最近、何名かの方から、病院で手術を勧められたのだけど、どうしたら良いですか?
というご質問を頂きましたので、手術に対する私なりの考えをまとめたいと思います。
(ケースバイケースなので、1つの参考になさってください)
私は整形外科に勤務している時に、手術を必要としている患者様を大学病院に紹介し、
実際に手術を受けられた方、結果的に手術を受けなかった方のその後の経過を診てきました。
また、手術を受けた方のリハビリなどを担当させてもらった経験がたくさんあります。
そして、実際に執刀された先生から色々なことを教えて頂いた知識があります。
それらを踏まえて、今回のブログでは、手術について考えてみたいと思います。

①手術には絶対に必要なケースとそうでないケースがある
②手術をしても元通り(100点満点)になる訳ではない!
③手術にはリスクがある
まず①についてですが、今すぐ手術をしないといけないというケースがあります。
どういったケースかと言うと、腰椎椎間板ヘルニアによる膀胱直腸障害や
著しい筋力麻痺(特にMMT2以下)の場合です。
MMT(徒手筋力検査法)については、下記をご参照ください。
https://www.kango-roo.com/sn/k/view/3340
逆に言うと、ヘルニアで手術が絶対に必要なケースというものは、この2つ以外にはありません。
あとは、社会的適応といって、スポーツ選手や肉体労働だけど仕事が休めないなど、
本来、安静にしていれば症状は緩解するのに、安静にすることが出来なくて、
症状の改善が見込めないケースです。
整形外科に勤務していた当時、症状の強いヘルニアの患者様を大学病院に紹介したのですが、
何しろ紹介先の先生が全国から紹介を受けるようなスーパードクターだったので、
手術まで何か月待ち何てことはざらでした。
ある時、執刀されるスーパードクターから、こんなことを言われました。
「1か月安静にしても症状が改善しなかったら、手術するよ」
「安静にしておけば、症状は改善するから、今すぐ無理して手術することないよ」
「万が一、膀胱直腸障害や麻痺が出たら、緊急で手術するから連絡してね」
もちろん、今現在、痛みで苦しんでいる患者様にしてみたら、
今すぐこの痛みを何とかしてほしいと感じるでしょうが、
第一線の医療現場で活躍するドクターにしてみたら、
緊急性の高くない手術は、経過観察が常識なんだそうです。
続いて②についてですが、これが一番大事なことです。
患者様からしてみると、手術をすれば元通りになる、
痛みのない100点満点の状態になると思われているケースが多いですが、
実際には、そんなことはあり得ません。
これも、膝の専門医で前十字靭帯再建術のガイドラインを作られた第一人者の先生に
膝の人工関節置換術について聞いた実際の話です。
膝の人工関節手術をしても、100点満点になることはなく、
せいぜい60~70点がいいところ。
手術をするかどうかの見極めのポイントは痛みで評価をしないで、
実際の関節の可動域はどれくらいなのか?
その方がどれくらい日常生活で困っているのか?
何がどれくらい出来るのか?または出来ないのか?
痛みの感じ方は千差万別だけど、可動域や日常生活での支障度合いなど、
痛みに捉われない客観的な評価が必要になります。
なので、痛みを強く訴えていても、可動域や日常生活の質を考えて現在、
50~60点の方に手術をしても、あまり意味がありません。
(50~60点が60~70点になっても、喜ばれるどころか、
手術をしたことによる弊害の方が大きく、失望を生む結果になりやすいです)
逆に、客観的な評価で20~30点の方なら、60~70点になるので、
そういった方であれば、手術を勧めて、大学病院に紹介をしてくださいと言われました。
ですから、痛みの度合いで評価するのではなく、客観的な評価をしてくれる先生に診てもらうことが必要になります。
(ちなみに私はたくさんの症例を診てきたので、どの程度が手術が必要で、
現時点では手術はまだ必要ないという判断にも自信がありますので、気になる方はご相談ください)
最後に3つ目の手術のリスクについて。
手術のリスクにはいくつかありますが、大きく分けて以下の3つ。
・感染症を引き起こす可能性(ほとんどありませんが)
・深部静脈血栓症、肺塞栓症
・神経損傷
この中で、術後に神経損傷を起こされた患者様のリハビリはした経験がありますが、
しばらく、感覚の異常や力が入りにくいなどがあって、リハビリに難渋した苦い思い出です・・・
このようなリスクがあることを踏まえて、本当に手術が必要かどうかを考えると良いと思います。
ちなみにヘルニアで手術が必要と言われた患者様や
長年の膝の痛みで手術が必要と言われた患者様など、
たくさん施術させて頂きましたが、ほとんどのケースで、
症状は改善し、手術が不要となりました!
なので、私なりの見解としては、手術は最終手段!!
色々試してみても、どうしても改善しないケースのみ手術をすればよいと思います。
誰しも好き好んで手術を受けたい方はいないと思います。
どこに行っても、なかなか治らなくてお困りの方は、
是非、一度、私にご相談ください!(^^♪
最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。
☆ IPCTA・Shoji式ってなぁに? ☆
https://ipcta.org/message/
☆ お客様からの嬉しいお声(^^♪ ☆
施術を体験された方が素敵な記事をアップしてくださいました!!
https://www.kurashinohakko.com/2019/01/28/2595/?fbclid=IwAR39h13beuYQljQJCsYCUsgfKLcd7JWqBecxR7Qb9FXRkVPZLC3AkkjtfsY
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1度、お客様情報をご登録いただければ、
2回目以降は面倒な入力が不要となります。
是非、ご活用くださいませ。
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診療日:火・水・金曜日 13:00~22:00(最終受付 21:00)
土・日曜日 10:30~22:00(最終受付 21:00)
※休診日と診療時間などの詳細は、下記ホームページの「ご予約」画面、
一番下のカレンダーをご参照くださいませ。
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私は整形外科に勤務している時に、手術を必要としている患者様を大学病院に紹介し、
実際に手術を受けられた方、結果的に手術を受けなかった方のその後の経過を診てきました。
また、手術を受けた方のリハビリなどを担当させてもらった経験がたくさんあります。
そして、実際に執刀された先生から色々なことを教えて頂いた知識があります。
それらを踏まえて、今回のブログでは、手術について考えてみたいと思います。

①手術には絶対に必要なケースとそうでないケースがある
②手術をしても元通り(100点満点)になる訳ではない!
③手術にはリスクがある
まず①についてですが、今すぐ手術をしないといけないというケースがあります。
どういったケースかと言うと、腰椎椎間板ヘルニアによる膀胱直腸障害や
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本来、安静にしていれば症状は緩解するのに、安静にすることが出来なくて、
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整形外科に勤務していた当時、症状の強いヘルニアの患者様を大学病院に紹介したのですが、
何しろ紹介先の先生が全国から紹介を受けるようなスーパードクターだったので、
手術まで何か月待ち何てことはざらでした。
ある時、執刀されるスーパードクターから、こんなことを言われました。
「1か月安静にしても症状が改善しなかったら、手術するよ」
「安静にしておけば、症状は改善するから、今すぐ無理して手術することないよ」
「万が一、膀胱直腸障害や麻痺が出たら、緊急で手術するから連絡してね」
もちろん、今現在、痛みで苦しんでいる患者様にしてみたら、
今すぐこの痛みを何とかしてほしいと感じるでしょうが、
第一線の医療現場で活躍するドクターにしてみたら、
緊急性の高くない手術は、経過観察が常識なんだそうです。
続いて②についてですが、これが一番大事なことです。
患者様からしてみると、手術をすれば元通りになる、
痛みのない100点満点の状態になると思われているケースが多いですが、
実際には、そんなことはあり得ません。
これも、膝の専門医で前十字靭帯再建術のガイドラインを作られた第一人者の先生に
膝の人工関節置換術について聞いた実際の話です。
膝の人工関節手術をしても、100点満点になることはなく、
せいぜい60~70点がいいところ。
手術をするかどうかの見極めのポイントは痛みで評価をしないで、
実際の関節の可動域はどれくらいなのか?
その方がどれくらい日常生活で困っているのか?
何がどれくらい出来るのか?または出来ないのか?
痛みの感じ方は千差万別だけど、可動域や日常生活での支障度合いなど、
痛みに捉われない客観的な評価が必要になります。
なので、痛みを強く訴えていても、可動域や日常生活の質を考えて現在、
50~60点の方に手術をしても、あまり意味がありません。
(50~60点が60~70点になっても、喜ばれるどころか、
手術をしたことによる弊害の方が大きく、失望を生む結果になりやすいです)
逆に、客観的な評価で20~30点の方なら、60~70点になるので、
そういった方であれば、手術を勧めて、大学病院に紹介をしてくださいと言われました。
ですから、痛みの度合いで評価するのではなく、客観的な評価をしてくれる先生に診てもらうことが必要になります。
(ちなみに私はたくさんの症例を診てきたので、どの程度が手術が必要で、
現時点では手術はまだ必要ないという判断にも自信がありますので、気になる方はご相談ください)
最後に3つ目の手術のリスクについて。
手術のリスクにはいくつかありますが、大きく分けて以下の3つ。
・感染症を引き起こす可能性(ほとんどありませんが)
・深部静脈血栓症、肺塞栓症
・神経損傷
この中で、術後に神経損傷を起こされた患者様のリハビリはした経験がありますが、
しばらく、感覚の異常や力が入りにくいなどがあって、リハビリに難渋した苦い思い出です・・・
このようなリスクがあることを踏まえて、本当に手術が必要かどうかを考えると良いと思います。
ちなみにヘルニアで手術が必要と言われた患者様や
長年の膝の痛みで手術が必要と言われた患者様など、
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なので、私なりの見解としては、手術は最終手段!!
色々試してみても、どうしても改善しないケースのみ手術をすればよいと思います。
誰しも好き好んで手術を受けたい方はいないと思います。
どこに行っても、なかなか治らなくてお困りの方は、
是非、一度、私にご相談ください!(^^♪
最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。
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Posted by sagara at 23:08│Comments(0)
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