プロフィール
sagara
相良昭仁:平成17年柔道整復師(国家資格)取得。3児の父。

平成12年より3年間、埼玉県内の接骨院で研修後、
東京都内の著名な整形外科で5年間勤務。
その後、平成20年6月に茨城で接骨院を開業。
素敵なご縁に導かれ、平成26年に大好きな沖縄に移住。

整形外科勤務時代のスキルを生かし、
外傷や慢性的な痛みに対する治療やリハビリを得意とする。
その傍ら、BMK美健整体・西田式美脚整体、小顔矯正・
廣田式産後骨盤矯正など、美容整体の技術を習得。

現在は、Shoji式姿勢学の理論と技術をベースに、
今まで習得してきたカイロプラクティック、
筋膜リリース、BMK整体などの手技を組み合わるとともに、
全国各地の美脚矯正や姿勢矯正のメソッドを参考に、
まさに「イイトコ取り」した独自の整体技術を確立。

「いつまでも・元気に・若々しく」を合言葉に、
痛気持ち良い手技で身体を整え、
「すぐに効果を実感できる!」施術に定評があるスペシャリスト。
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2017年01月18日

変形性膝関節症だと、どうして水が溜まりやすいの??

こんにちは。

皆様の健康と美容をサポートする、治療家 兼 美容整体師 の相良です。

今日は、前々回の続きで、変形性膝関節症で水が溜まる理由をみていきたいと思います。

詳しくみていく前に、前の復習をしましょう。


膝に溜まる水とは? ⇒ 滑液と呼ばれる、関節液のことです。通常、透明で淡黄色です。

滑液・関節液ってなに? ⇒ 関節を滑らかに動かすために潤滑剤の役割をしています。

関節液はどこからくるの? ⇒ 滑膜という組織が滑液(=関節液)を分泌しています。

膝に水が溜まっている状態って? ⇒ 強い炎症状態にあります。


つまり、変形性膝関節症で水が溜まっている状態は、
膝関節が強い炎症状態にあるということになります。

では、なぜ炎症が起きるのか??

それは、膝関節の軟骨が擦り減っていく時に、ガリガリ削られた軟骨組織が、
滑膜に付着するからなのです。

滑膜は滑液を分泌していますが、擦り減った軟骨組織が滑膜に付着すると、
異常事態発生で、通常よりも滑液が大量に分泌され、かつ吸収されなくなります。

通常は、分泌と吸収を繰り返しているので、滑りが良くなるように
湿っている程度なのですが、この異常事態では上手くいきません。

ですから、膝に水が溜まってしまい、とっても痛くて辛いのです。

この時に水を抜くメリットは少なくとも2つあります。

①抜いた水をみることにより、診断ができる。

②水を抜くと痛みが軽減する。

①については、鑑別診断で重要になりますが、痛風やリウマチの患者様の
膝の水は白濁しているので、その後の治療方法が変わってくるので、必要になります。

また、偽痛風の場合は、抜いた水を検査に出すと、確定診断ができます。

ですので、逆に言うと、水を抜かないとこれらの疾患を見逃してしまし、
診断が出来ない・治療をスタート出来ない可能性があります。


では、ひとつここで考えてみましょう。

膝の水を抜いたら、炎症は良くなるでしょうか??

正解は・・・良くなりません。。。

残念ながら、炎症状態のままです。

ですから、抜いてもまたすぐに溜まってしまうのです。

つまり、「抜いたからクセになる」ではなく、
正しくは、「炎症状態だから抜いてもすぐ溜まる」なのです。

では、どのようにしたら、炎症状態から抜け出せるのかを次回みていきましょう!

最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。


治療院のメニュー内容やお休み情報などは、下記よりご確認下さいませ。

http://www.synka.jp/corazon0100/

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Posted by sagara at 15:45│Comments(0)疾患
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